クラブのウェブサイト=30日、ソウル(聯合ニュース)
クラブのウェブサイト=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル30日聯合ニュース】カップルなどと露骨なわいせつ行為を自由に行えるクラブがソウル・江南に登場し、社会問題として浮上している。客同士のグループセックスなどが行われ、ほかの客はこうした行為を見て楽しんでいるといい、巷には衝撃が走っている。
 厳しい取り締まりが必要だとの指摘はあるものの、警察は現行法上では取り締まりの根拠がなく苦心している。実定法違反に対する判断と規制法規整備の必要性ついても刑事法学者らの意見が分かれ、この問題をめぐる議論はさらに白熱しそうだ。
 警察が30日に明らかにしたところによると、ソウル・江南の繁華街に先ごろ「カップルテーマクラブ」を謳ったクラブがオープンし、一部の客に人気を博している。インターネットで成人認証を受け加入した会員に限り入場を認めており、類似性行為やグループセックス、スワッピング(お互いのパートナーを取り替えて行う性行為)などが公然と行われている。
 クラブ側は、運営は法的に問題ないとの姿勢だ。複数の法律専門家と相談した結果、「閉ざされた空間であり、従業員ではなく実際のカップルらが訪れるため、実定法で取り締まる根拠がないと」の判断を受けたという。7月からはさまざまな媒体で広報する予定だと付け加えた。
 社会的に大きな波紋を呼ぶ問題であるにもかかわらず、実際のカップルが自発的に訪れたのなら法の適用が難しく、実定法上で取り締まる根拠がないことから警察は難色を示している。
 また、刑事法学者らの見解も食い違いを見せている。合意の上でなら公然わいせつ容疑での処罰は難しいとの意見がある一方、密閉された空間であっても10人が見られるなら公然わいせつ容疑の適用が可能だとする意見もある。

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