双竜自の李裕一(イ・ユイル)、朴永台(パク・ヨンテ)共同法廷管理人は27日夜に緊急記者会見を開き、平沢工場からの撤退決定を発表した。社員が負傷する危険が高いことを最大の理由に挙げた。双竜自社員ら職場保護と生産再開に向け26日に平沢工場内に入ったが、労組と激しく対立。2日間で会社側約60人、労組側約10人が負傷した。
会見後、工場正門から出た両法廷管理人と社員らは、外で集会を行っていた全国民主労働組合総連盟(民主労総)、家族対策委員会、市民団体関係者らと衝突した。民主労総側は法廷管理人らに水の入った瓶を投げつけ激しく抗議、社員側もこれに物を投げ返すなどした。会社側の撤退が完了すると、民主労総と労組組合員の家族らは「整理解雇粉砕」を叫びながら工場内に入り、占拠を続ける労組と合流した。
労組は「会社側は使えるだけのあらゆるカードを使った。われわれは誇らしい勝利を収めたが、今後も最後まで闘争しなければならない」と強調した。一方、会社側は、今後は工場内に入る考えがないことを明らかにするとともに、26日に提示した最終案は依然有効だとしながら「会社が破産するかどうかは労組の決定にかかっている」と述べた。
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