開館式のようす=5日、ソウル(聯合ニュース)
開館式のようす=5日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル5日聯合ニュース】旧・明洞国立劇場が5日に明洞芸術劇場として正式に開館した。
 明洞国立劇場は1975年末に大韓投資金融に売却され、復元運動を経て34年ぶりに劇場の姿を取り戻した。3年間の復元工事には約230億ウォン(約17億円)が投じられ、外部はできるだけそのままに、内部は現代式の公演場にリニューアルされた。地下1階・地上3階建て、820席規模の公演場は地下1階・地上5階建てに増築され、552席を備えた中劇場として再誕生した。
 劇場側は、「明洞芸術劇場の開館は単なる旧・国立劇場の建物復元という意味を超え、明洞に象徴された韓国芸術精神の復元・帰還という意味がある」と説明した。劇場の開館が韓国演劇の新しい未来をつくっていく転換点になればと話している。
 明洞芸術劇場は、演劇専門の貸館をしない公演場を志向し、作品の大半を独自に制作する公演制作劇場として運営される予定だ。世界的な公演団体の厳選された作品だけを舞台に上げるプレゼンターの役割をするより、韓国演劇作品の全般的なレベル向上と発展を目指す。また、疎外階層や中・壮年層も気軽に足を向けられるよう、さまざまな価格を設け幅広い公演作品を上映する計画だ。


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