CEOサミットのようす=31日、西帰浦(聯合ニュース)
CEOサミットのようす=31日、西帰浦(聯合ニュース)
【西帰浦31日聯合ニュース】韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の企業家が31日、済州道西帰浦市の国際コンベンションセンターで最高経営責任者(CEO)サミットを開き、世界的な経済危機の克服と域内の共同繁栄に向けた議論に着手した。 6月1日まで2日間にわたるCEOサミットは、韓国とASEANの対話関係20周年を記念した特別首脳会議にあわせて開かれた。李明博(イ・ミョンバク)大統領と今年のASEAN議長国タイのアピシット首相らASEANの一部首脳、双方の企業家700人余りが出席した。この地域の企業家が一斉に集まり直面する経済懸案について意見を交わすのは、これが初めて。特に「変化、挑戦、そしてアジアの繁栄に向けた協力」というテーマに沿い、情報技術(IT)業種などで頭角を現している韓国のリーダーシップとASEAN加盟国の資源を結びつけ貿易や投資活動を拡大する方策などが提示され、注目を浴びた。 李大統領は基調演説で、企業家が先頭に立つ共同繁栄時代が開かれるとし、韓国・ASEANの3大協力策として貿易・投資、文化・観光、グリーン成長を提案した。 大韓商工会議所の孫京植(ソン・ギョンシク)会長は開会のあいさつで「世界的な経済危機状況でパラダイムが急速に変化しており、先進国以上に新興国の役割が重要」としながら、韓国とASEAN各国にとっては新たなチャレンジとチャンスになると述べた。中でも自由貿易協定(FTA)が両地域の繁栄の青写真を描く足場になると評価した。 この日は「世界経済の見通しとアジアの役割」をテーマにした第1セッションでスリンASEAN事務総長が、第2セッションの「貿易・投資活動を通じた共同繁栄策」ではベトナムのズン首相とカンボジアのフン・セン首相がそれぞれ特別演説を行った。翌日は第3セッション「変化する世界と企業の成長戦略」と第4セッション「グリーン成長に向けた政府と企業の課題」が開かれる。 一方、タイとカンボジア、ベトナム、インドネシア、マレーシアの5カ国首脳は、CEOサミット期間中に韓国企業10社の代表と別途に会い、自国への投資を呼びかけると同時に、企業側から問題点などを直接聞き取る予定だ。また、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)もASEAN加盟国の企業家を招き、「韓国のビジネス環境と機会」と題し韓国と済州道の投資環境を説明し、対韓投資を促す。
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