ズン首相を案内する李大統領(左)=30日、ソウル(聯合ニュース)
ズン首相を案内する李大統領(左)=30日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル31日聯合ニュース】6月1日からの韓国・東南アジア諸国連合(ASEAN)特別首脳会議を控え、ASEAN加盟国首脳が訪韓日程に入った。
 ASEAN10カ国の首脳のうち最初に韓国入りしたベトナムのズン首相は30日、青瓦台(大統領府)に李明博(イ・ミョンバク)大統領を表敬訪問し、両国の交流・協力強化策、北朝鮮核問題をはじめとする朝鮮半島情勢、金融危機、気候変動問題などの国際懸案について意見を交わした。ズン首相は2006年の首相就任後初めて韓国を訪れた。
 李大統領とズン首相は、北朝鮮の核実験を国際的な不拡散体制に対する重大な挑戦だとし、東アジアとひいては世界の平和と安定に脅威になると批判した。その上で、北朝鮮が国連安全保障理事会決議を忠実に履行し、6カ国協議に直ちに復帰することを促した。また、両国の関係が多方面で飛躍的に発展したことを肯定的に評価した後、経済分野を中心に実質的協力を強化する必要性について認識をともにした。
 フィリピンのアロヨ大統領も30日午後にソウルに到着し、李大統領と青瓦台で首脳会談を行った。アロヨ大統領の訪韓は5回目。
 両首脳は両国が民主主義と市場経済という価値を共有しながら緊密に協力してきたことを肯定評価し、今後は教育、文化など多方面で関係を増進する必要性について見解をともにした。特に経済・通商分野における協力を拡大・深化させると同時に、21世紀の持続可能な成長基盤作りを目標に新たな協力分野を発掘し続けることで合意した。
 北朝鮮核問題については、平和的な解決を目指し緊密に協調し合うことを決めた。
 カンボジアのフン・セン首相とタイのアピシット首相も30日に済州道に到着した。
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