会談に臨む韓国(右から)と米国、日本の国防担当相(国防部)=30日、ソウル(聯合ニュース)
会談に臨む韓国(右から)と米国、日本の国防担当相(国防部)=30日、ソウル(聯合ニュース)
【シンガポール30日聯合ニュース】国防部の李相憙(イ・サンヒ)長官と米国のゲーツ国防長官、日本の浜田靖一防衛相は30日、シンガポールで3カ国国防担当相会談を開き、核実験やミサイル発射など北朝鮮の挑発を強く非難した上で、挑発をなだめるために北朝鮮に譲歩することは絶対にないとの意見で一致した。
 李長官は会談終了直後に記者団に対し、「これまでは北朝鮮が誤った行動によって望むものを得てきたとしても、今後は間違った行動で何も得られないようにすべきとの認識をともにした」と述べた。北朝鮮が核実験実施や長・短距離ミサイル発射で軍事協定を無力化しようとするなど軍事的な脅威で緊張を高めている時に、3カ国の国防担当相が会う機会をもうけたことは時宜にかなうとした。会談では北朝鮮の状況について認識を共有し共同対応策を模索したと伝えた。
 3カ国は、北朝鮮の挑発行為が国連安全保障理事会決議と6カ国協議合意の義務に対する明確な違反で、朝鮮半島と地域、世界の安保にも深刻な脅威だとの見解をともにし、強力で一致した対応の重要性を強調した。さらに北朝鮮に対し、6カ国協議合意の順守、核と弾道ミサイル計画の廃棄、核拡散防止条約(NPT)体制への復帰を求めた。韓日米は緊密な協調を続け、中国とロシア、国際社会とも緊密協調を強化していくことにした。
 会談ではソマリア沖での対海賊作戦の成果を評価したほか、ゲーツ長官が韓国と日本政府のアフガニスタン、パキスタン支援に謝意を示した。

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