【ソウル29日聯合ニュース】韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の対話関係20周年を記念する「韓国・ASEAN特別首脳会議」が来月1~2日、済州道の国際コンベンションセンター(ICC)で開催される。
 李明博(イ・ミョンバク)大統領とASEAN10カ国の首脳は会議で、包括的協力関係の発展策をはじめ、国際金融危機、気候変動、エネルギー安保などのグローバル課題を深く議論し、共同繁栄案を模索する。特に李大統領はこの会議を機に「新アジア外交」に本格的に乗り出し、アジアで韓国の指導的ポジションを確立し、ASEAN各国との協力関係を強固にしていく方針だ。
 また、核実験をはじめとする北朝鮮の軍事的脅威が続く中で開催されることから、ASEANレベルで北朝鮮の「誤った行為」に対する批判と懸念の声も提起されると予想される。 
 韓国にとってASEANは、中国、欧州連合(EU)と並ぶ3大貿易先で、同時に海外投資と海外建設市場としても2大対象とされるなど、国際舞台において日増しにその重要性が高まっている。
 初日の6月1日、李大統領と10カ国首脳は20年にわたる韓国・ASEAN間の協力関係の成果を評価し、今後の政治、経済、社会、文化分野の発展方向などを話し合う。歓迎夕食会と文化公演を通じても交流を深める。2日目には国際金融危機、エネルギー安保、食糧安保、気候変動などグローバル課題に対する協力強化策を協議した後、共同声明署名と共同記者会見をもって閉幕する。
 また、特別首脳会議に先立ち5月31日と6月1日には、政府関係者や企業家、専門家、国際機関関係者らが出席する中で「韓国・ASEAN最高経営責任者(CEO)サミット」が開かれ、貿易・投資など実質的な協力増進案が話し合われる。
 今回の会議は、国内で開催される首脳会議としては2000年のアジア欧州会議(ASEM)首脳会合、2005年のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議以降で最大規模となる。
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