【ソウル29日聯合ニュース】北朝鮮の外務省報道官は29日の談話で、北朝鮮の核実験をめぐり国連安全保障理事会が制裁案を話し合っていることに対し「安保理がこれまで以上の挑発をしてくる場合、これに対処する、われわれのさらなる自衛的な措置が不可避になるだろう」と述べた。北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えた。
 外務省報道官は、事態がここまで進んだ責任は全面的に、北朝鮮の平和的な衛星打ち上げを国連に持ち込み非難を強める米国とその追従勢力にあると指摘した。特に、「これらの国はわれわれの前では衛星打ち上げは主権国の自主的な権利だと言いながら、いざ衛星が打ち上げられると国連で糾弾する策動を繰り広げた」と述べたのは、中国とロシアに対する遠まわしの非難と受け止められる。報道官は、これらの国は朝鮮半島での韓米合同軍事演習などの実施には沈黙しながら、北朝鮮がやむを得ない自衛的措置として実施した核実験に対しては地域の平和と安定に脅威だと口をそろえていると主張、「結局、小さい国は大きな国に服従しろということ」と非難した。
 安保理の対北朝鮮制裁に対する「自衛的な措置」に関しては、安保理の敵対行為は休戦協定の破棄になるとした上で、「世界はもうじき、わが軍隊と人民が安保理の強権と専横にどのように最後まで立ち向かい、自分の尊厳と自主権を守り通すかを見ることになる」と述べた。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0