【ソウル29日聯合ニュース】朴淵次(パク・ヨンチャ)前泰光実業会長から税務調査で便宜を図るよう頼まれ金品を受け取った罪で起訴された秋富吉(チュ・ブギル)元青瓦台広報企画秘書官に、実刑が宣告された。
 ソウル中央地裁は29日、特定犯罪加重処罰法上のあっ旋収賄の罪で拘束起訴された秋元秘書官に懲役2年と追徴金2億ウォン(約1500万円)を言い渡した。裁判部は、受け取った金額が大きく、実際に大統領の実兄で国会議員の李相得(イ・サンドゥク)氏を通じ朴前会長からの要請内容を実現させようと努力したことを考慮すると、厳しい処罰が不可避だと指摘した。
 秋元秘書官は昨年9月9日、ソウル市内のコーヒーショップで朴前会長側から税務調査を早く終わらせるよう頼まれ、現金2億ウォンを受け取った罪で拘束起訴された。
 今回の判決は、3月から本格化した「朴淵次ロビー事件」捜査で起訴された被告に対する初宣告となった。その他の被告は現在裁判中だ。
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