【高陽29日聯合ニュース】京畿道高陽市の「韓流ワールド」テーマパーク造成事業が、着工式から1年が過ぎたにもかかわらず、いまだ工事に着手できずいる。
 関連機関が29日に明らかにしたところによると、京畿道と施工会社の韓流ウッドは韓流ワールド第1区域(28万2352平方メートル)にテーマパークを造成することを決め、着工式を昨年5月30日に行ったが、現時点で工事は始まっていない。世界的な金融危機で事業資金の確保が厳しく、建設景気の低迷で商業施設の未分譲を懸念した韓流ウッドが事業縮小などを検討したためだ。韓流ウッド関係者は「資金調達問題もあったが、金融危機で市場状況が悪化したため、設計変更など現実的代案探しに時間を要し、着工できなかった」と説明している。
 韓流ウッドはいまだ事業規模も確定しておらず、着工は早くても来年初めになると見込まれる。
 韓流ウッドは、2012年までに3300億ウォン(約252億円)を投じ「韓流ワールド」の中核となるテーマパークを完工する計画で、事業を開始した。このまま工事がずれ込む場合、第2、第3区域(71万2404平方メートル)で進められているホテル建設などの事業への影響が大きくなり、事業全体の遅れが懸念される状況だ。
 同社関係者は、テーマパークの造成はコンテンツが重要なため、設計さえ確定すれば実際の工事は22~23か月程度で完了でき、大きな問題はないと話している。京畿道関係者も「現在、京畿観光公社で該当敷地の道路、上下水道など基盤施設工事だけを進めているが、来年からは本格的な工事を開始できるだろう」と予想している。
 韓流ワールドテーマパークは、韓流をテーマにしたショッピング、ドラマ、映画撮影体験、アニメーションエンターテインメント施設、イベント空間、韓流博物館などで構成される予定だ。
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