【ソウル29日聯合ニュース】国防部の李相憙(イ・サンヒ)長官が、シンガポールで開かれる第8回アジア安全保障会議(29~31日)に出席するため、29日午前に出国した。会議はアジア・太平洋諸国の国防相が安保懸案を協議するため毎年同地で開くもの。今回は北朝鮮核実験など朝鮮半島の危機が高まるなかでの開催とあり、注目される。
 李長官は同日午後に会議場となるホテルに到着、シンガポールのテオ・チーヒエン国防相、モンゴルのボルド国防相とそれぞれ会談し、両国の軍事懸案を話し合う。会議2日目の30日には米国のゲーツ国防長官との単独会談に続き、日本の浜田靖一防衛相も加えた韓米日の3カ国会談を行い、北朝鮮の核実験と軍事威嚇で危機が高まりつつある朝鮮半島軍事状況を評価するとともに、対策をじっくり協議する予定だ。
 韓米国防相会談では、韓国軍のアフガニスタン派兵問題と進行中の在韓米軍基地移転事業交渉についても意見を交わす見通しだ。また、国内で与党を中心に戦時作戦統制権の韓国移譲時期延期をめぐる論争が起こっているなか、これに関する話し合いがあるかどうかも注目される。
 李長官はこのほか、ニュージーランドのマップ国防相(研究科学技術相兼任)、豪州のフィッツギボン国防相、インドネシアのスダルソノ国防相ともそれぞれ会談する予定だ。
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