【ソウル28日聯合ニュース】昨年の国の債務が前年比で9兆4000億ウォン増え308兆3000億ウォン(約23兆7300億円)と、300兆ウォンを超えた。政府は28日、監査院の監査結果を反映し最終確定した2008会計年度政府決算を国会に提出したと明らかにした。
 昨年の国の債権残高は181兆8000億ウォンで前年より36兆8000億ウォン(25.5%)増えた。中央政府の債務は297兆9000億ウォンと、8兆8000億ウォン増。債権の増加は、外国為替平衡基金の融資回収金(19兆1000億ウォン)と預金および預託金(5兆5000億ウォン)のほか、国民住宅基金の融資回収金(3兆8000億ウォン)、国民年金基金預金および預託金(1兆6000億ウォン)などが増加したため。また、国税庁と関税庁が徴収した内国税と総合不動産税も増加要因の一つとなった。
 地方政府を含めた国の債務総額は308兆3000億ウォンで、対国内総生産(GDP)比30.1%を記録した。前年の30.7%から低下したのは、昨年のウォン基準のGDPが前年度に比べ小幅上昇したためだ。
 国の総債務を昨年の推計人口4860万7000人で割ると、国民1人当たりの国の借金は634万ウォンとなる。
 昨年の総歳入額は232兆2000億ウォン、総歳出額は222兆9000億ウォンで、決算上9兆2000億ウォンの剰余金が発生した。繰越額2兆7000億ウォンを除いた歳計剰余金は6兆5000億ウォンと集計された。
 国有財産は309兆6000億ウォンで前年に比べ約34兆ウォン、物品は10兆5000億ウォンで同1兆ウォン程度、それぞれ増えた。
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