これは、政治的問題がエネルギー協力の支障になってはならないとのロシア政府の方針とも脈絡を同じくするもので、ガスプロムが最近の朝鮮半島状況にもかかわらず、この事業に高い関心と意志を持っていることを明示したことになり、注目される。
クプリアノフ氏は、このプロジェクトは大変難しい状況でも実現できる可能性を持っているため、性急な判断を下してはならないと考えていると強調した。
韓国とロシアは昨年9月の首脳会談で、2015年から最小で年間750万トンのロシア産天然ガスを韓国に導入する了解覚書を締結した。これを受け韓国ガス公社とガスプロムは、北朝鮮を経由するガス配管構築に向けた共同研究を進めることを決定。現在は来年の最終契約を目標に実務接触を行い、事業妥当性を検討中だという。
ロシア側は、管理とコストの利点を考慮し、北朝鮮の陸上を通過するパイプラインの建設を最善と考えているほか、これが不可能な場合はウラジオストクから三陟までの海底パイプラインを建設する案も検討する腹案と伝えられる。
クプリアノフ氏はまた、韓国企業はサハリンのガス管などに関心が高いと承知していると述べ、東シベリアや極東地域のガス事業に協力する準備も整っていると述べた。
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