【ソウル29日聯合ニュース】昨年に市況が急激に悪化した海運業界だが、来年から物流量が増加し運賃も小幅ながら上昇するとの見通しが出された。
 韓国海洋水産開発院(KMI)のキム・ウホ海運研究チーム長は29日に開かれた海運市況関連セミナーで、「中短期海運市況診断」と題したテーマ発表を行い、海上物流量は下落傾向が鈍化し、2010年から徐々に回復するとの予想を示した。
 コンテナ貨物は景気回復の不確実性で弱保合の傾向が続くとみられるが、バルク船物流量の増加率はことしマイナス0.4%を記録した後、来年には鉄鉱石、石炭など5大貨物を中心に1.3%を記録すると見通した。原油物流量の増加率も、ことしはマイナス1.1%となるが、来年には2.5%を記録すると予想した。
 これに伴い、主要コンテナ航路の太平洋航路は、運賃指数が第1四半期に下落した後足踏みを続けた後、来年には小幅上昇するとした。韓~日、韓~ロ、韓~中など近海航路はことし下落後に足踏み状態となるが、来年には上昇を維持すると見通した。
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