会見する尹庁長=28日、北京(聯合ニュース)
会見する尹庁長=28日、北京(聯合ニュース)
【北京28日聯合ニュース】韓国と中国の食品医薬品安全当局が、両国間の食品、医薬品、化粧品などの安全情報交流協力を強化することを決めた。
 食品医薬品安全庁の尹汝杓(ユン・ヨピョ)庁長は27日、中国・国家食品薬品監督管理局の昭明立局長と北京で会談し、安全性関連情報と許認可システムに関する交流協力を強化する了解覚書(MOU)に署名した。両国は、健康食品を含む食品と医薬品、化粧品、医療機器の安全性と制度政策許認可問題についての情報を共有し、必要に応じ現地調査を実施し企業の抱える問題の解決に向け相互に意見交換を行うことにした。
 これに向け両機関は、機関長間の高官級会談を毎年1回開催するほか、食品、医薬品、医療機器、化粧品の4分野別に担当局長を団長とした実務協議会を運営する。実務協議会には民間専門家と企業代表も参加でき、官民合同会議としても運営できるとした。
 尹庁長は28日に韓国特派員らと会見し、今回の協約締結について説明し「食品・薬品の安全強化とともに、中国に進出した韓国の食品・医薬品製造業者の経営にも実質的な助けになると期待される」と述べた。
 また尹長官は28日に国家品質監督検査検疫総局の王勇局長とも会談し、両国間の食品安全問題の協力案などについて話し合ったほか、豚インフルエンザに対処する中国の措置について説明を受けた。


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