【中国・ボアオ19日聯合ニュース】外交通商部の金宗フン(キム・ジョンフン)通商交渉本部長は18日、米政府として韓国政府に対し、韓米自由貿易協定(FTA)再交渉の意向を正式に表明したことはこれまで一度もないと述べた。また、カーク米通商代表部(USTR)代表に対する公聴会でも、再交渉の必要性は取り上げられなかったとした。「ボアオ(博鰲)アジアフォーラム」出席のため訪れた中国・海南のボアオでインタビューに応じた。 金本部長は、米国が再交渉を正式に提案しないのは、再交渉は不可能で、すでに妥結したものを再び話し合うのは愚かなことだと知っているためだと分析した。李明博(イ・ミョンバク)大統領とオバマ米大統領もロンドンでの首脳会談で韓米FTAの進展に向け協力し合うと決めているだけに、近く具体的な結実があるだろうと述べた。 一方、欧州連合(EU)とのFTA交渉については、今月初めに妥結のつもりでEUとの交渉に臨んだが、EU加盟国の間で意見に食い違いがあり妥結には至らなかったと説明した。しかし、「EU加盟国間の調整が終われば5月中にまた会議が開かれる。ほぼ合意ができているため、来年上半期中に発効までこぎつけられる」と予想した。
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