研究チームは調査対象者らの顔に対し、頭5か所、顔前面3か所、顔側面6か所を計測地点に設定して測定。青年期(20~39歳)、中年期(40~59歳)、老年期(60~79歳)に分け、大きさを比較した。全体的に女性の頭の大きさは男性の95.8%、顔側面の大きさは男性の97.2%と分析された。顔の大きさには年齢に伴う大きな変化はなかったが、女性の顔側面の場合、青年期から中年期に大きくなり、老年期にいくほど若干小さくなる傾向を示した。これは、飲食物摂取などの生活習慣とホルモン分泌などが影響していると推定される。こうした傾向は西洋人でも同様だという。
ソン教授は「男性の顔と頭の大きさが女性より大きいということはよく知られているが、これまでその違いを単純な数値の差で示していたため、一般人には理解が難しかった。男性と女性の顔と頭の大きさの違いを比率で表示し、より客観化しようという趣旨で今回の研究を行った」と説明した。
この研究結果は、頭蓋(ずがい)顔面外科の国際学術誌「The Journal of Craniofacial Surgery」電子版最新号に掲載された。
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