韓米合同演習を実施するにあたり、連合司令官がその趣旨について公に立場を示すのは異例のことで、キーリゾルブ演習を「北朝鮮を侵略するための戦争準備」と規定し、朝鮮半島の緊張を高めている北朝鮮に向けたメッセージだとの見方が優勢だ。
これと関連し連合司令部は、ことしの演習には約1万3100人の増員戦力が参加するが、これは例年と同水準だと強調している。スイスとスウェーデンの軍将校らで構成された中立国監督委員会が演習を見守り、休戦協定に違反していないことを確認すると説明した。
一方、在韓国連軍司令部は演習の実施にあたり、「例年と同様に韓米両国が定例的な防御演習を行う」との内容を北朝鮮・朝鮮人民軍に通達した。6日に開かれた将官級会談でも、北朝鮮側に「純粋な防御演習であり、現在の状況とは全く関係ない」と伝えたという。
キーリゾルブ演習は、有事の際に韓国防御のため米増員軍が速やかに展開する能力を高めるための訓練で、米海軍原子力空母「ジョン・C・ステニス」や原子力潜水艦、イージス艦など10隻余りの艦艇が投入され、20日まで実施される。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0