【ソウル8日聯合ニュース】北朝鮮問題を担当するボスワース米特別代表が7日に韓国を訪問、仁川空港で記者団から北朝鮮と接触する計画について問われ、「今すぐではないが北朝鮮と接触したい。対話を望んでおり、今も努力中」と答えた。訪朝の前提条件に関しては話したくないとし、現地点で訪朝計画はないことを明らかにした。北朝鮮がミサイルを発射しても北朝鮮と接触するかとの質問には、「とても複雑な問題だ。北朝鮮が人工衛星だと言おうとミサイルだと言おうと、発射するのは間違った考えだというわれわれの立場を伝えてきた」と、即答を避けた。
 北朝鮮が韓国の民間航空機に脅威を与える声明を発表したことには、有用ではないとの考えを示すとともに撤回を希望した。

 一方、6カ国協議の再開日程に関しては、言及するには早すぎると答えた。ボスワース特別代表はこの日午後、6カ国協議のロシア代表を務めるボロダフキン外務次官と駐韓ロシア大使館で会合している。この席では、北朝鮮のミサイル発射の動きめぐりそれぞれの評価と対応策を集中的に話し合ったとされる。

 外交通商部の柳明桓(ユ・ミョンファン)長官をはじめとする韓国政府の外交安保当局者とは9日に会う予定だ。
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