【ソウル6日聯合ニュース】国土海洋部航空安全本部は6日、国内航空会社に対し、8日午前零時から北朝鮮の飛行情報区を通過する航路(B467)にかわり、日本を通る迂回(うかい)航路(北太平洋航路)を利用するよう指示したことを明らかにした。北朝鮮は5日、韓米合同軍事演習「キーリゾルブ」を理由に、北朝鮮領空での韓国民航機の安全を保証できないとする声明を発表している。
 航空安全本部は状況班を設置したほか、日本など周辺国の航空管制機関との協力も強化することにした。

 東海上の北朝鮮飛行情報区を通過する航路はもう一つあるが、韓国の航空会社はB467だけを1日当たり平均14便程度が利用している。昨年は大韓航空とアシアナ航空の合計4324便が同航路を利用し、通過料31億4700万ウォン(約1億9900万円)を北朝鮮に支払った。

 一方、北朝鮮の声明発表後も、外国の航空会社は2便を除き、この航路を利用し仁川空港に到着していることが確認された。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0