北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康問題について問われると、むしろ北朝鮮体制が安定してることが南北が対話し協力し合う上で役立つと思うと答えた。また、北朝鮮が核兵器で武装しようとする危険性があるうえ、北東アジア一帯が世界平和と安全のために必要な地域となっているため、多国間安保協議体制などの話し合いを進展させ、北東アジア諸国の間で軍備増強を節制する必要性があると指摘した。北朝鮮の核放棄と北東アジアの平和維持に向けては、「6カ国協議を永久的な体制にしていこうという話が持ち上がっている。まだ初期段階だがその必要性はあり、そうした方向に進むのではないかと思う」と明らかにした。
一方、ラッド首相が昨年、欧州連合(EU)のような形態の「アジア太平洋共同体」構築を提案したことに対しては、原則的に同じ考えで必要性も感じているとしながら、関係国と協議し構想を発展させることを希望した。
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