【ソウル26日聯合ニュース】企業の体感景気を示す景況判断指数(BSI)の見通しが3か月連続で伸びている。
 全国経済人連合会(全経連)は26日、600社を調査した結果、3月のBSI見通しは76.1(基準値100)だったと明らかにした。BSI見通しは昨年9月に98.3から10月に84.9に下がり、第4四半期は急激な低下が目立ったが、今年1月に上昇に転じた。同月は52.0、2月は66.0と回復している。

 部門別にみると、内需(89.3)や投資(83.1)、採算性(79.3)は引き続き苦戦しそうだが、雇用(99.8)は新規採用時期のため基準値に近い。

 全経連では、来月は操業日数の増加、新学期の始まり、株主総会終了に伴う新規投資の推進など、季節的な要因が作用したとみている。また、主要グループの財務担当役員の間では、国債金利の下落で社債需要が一部回復し資金繰りが改善しつつあるとの分析も出ているという。政府の「第2期経済チーム」発足に伴い、追加補正予算の編成や財政の早期執行、グリーンニューディールなど景気浮揚政策が本格推進されるという期待感も指数を押し上げたと説明した。

 しかし、BSI見通しは依然として基準値100を下回っている。これは景気好転を見込む企業のほうが少ないことを意味する。基準値を下回るのは昨年5月から10か月連続で、政治的な不安定期だった80年代初めと通貨危機直後の1996年後半以来のこと。


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