韓日新時代共同研究プロジェクト、来月にも発足

【東京・ソウル25日聯合ニュース】民間レベルで韓日関係の望ましい未来像を研究する「韓日新時代共同研究プロジェクト」が、早ければ来月にも発足する。外交通商部当局者は25日、両国委員長の河英善（ハ・ヨンソン）ソウル大学教授と小此木政夫慶應義塾大学教授が先ごろ東京で準備会合を行い、2月末に創立総会を開く方向で意見をまとめたと明らかにした。
　同プロジェクトは韓日関係、国際政治、国際経済の3分科で構成され、分科ごとに韓日各4人の学者が委員として参加する。来年9月まで分科別共同研究などを進めた後、活動状況や提言、「韓日未来ビジョン」などを盛り込んだ研究報告書を発表する計画だ。

　プロジェクトは昨年4月に李明博（イ・ミョンバク）大統領と当時の福田康夫首相が合意したもの。同年7月に日本が中学校の新学習指導要領解説書で独島を日本領土と主張する内容を含めたことから、両国関係が悪化し進展がみられなかったが、李大統領と麻生太郎首相が今月12日の首脳会談で共同研究プロジェクト活性化に合意した。