【ワシントン22日聯合ニュース】米国家情報長官(DNI)に内定しているデニス・ブレア元太平洋軍司令官は22日、北朝鮮、イラン、イスラエルとパレスチナ間の武力衝突を米国が懸念する短期外交・安保イシューとして挙げた。
 ブレア氏は同日の上院情報委員会の承認公聴会に出席し、答弁を通じ「米国の国家安保に対する脅威は反米テロリストはもちろん、(核)兵器拡散勢力、麻薬密売者、サイバー攻撃勢力など、国境を超えている」と指摘し、このように述べた。

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 ブレア氏はこれに先立ち上院情報委に提出した書面答弁で、短期懸念イシューとして▼北朝鮮の核兵器とミサイルプログラム▼イランのミサイルプログラムと核能力および(核開発)意図▼パキスタンの核兵器▼南アジアの平和と安定▼イスラエル・パレスチナ紛争――について具体的に説明した。また自身がこれまで、米国家情報局で北朝鮮問題を担当していたジョゼフ・デトラニ大使の外部諮問の役割を担ってきたと明らかにし、北朝鮮問題に明るい専門家であることを示唆した。

 デニス・ブレア氏は、太平洋軍司令官を務めた海軍四つ星大将出身(2002年退役)。米国家安全保障会議(NSC)、米中央情報局(CIA)などで情報分野に勤務した経歴も持つ。

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