【ソウル21日聯合ニュース】ソウルの汝矣島が韓国を代表する総合金融中心地に、釜山の門ヒョンは公共金融機関と船舶・物流産業を基盤とする特化金融団地として造成される。金融委員会は21日に開いた金融中心地推進委員会で、ソウル市と釜山市、京畿道、仁川市、済州道の5自治体が申請した金融中心地候補地を審査し、この2地域を金融中心地に指定したと明らかにした。
 ソウル・汝矣島の場合、すでに金融機関が集まっており高い水準の経営インフラを備えているため、国際的な金融中心地として成長する可能性が大きいという点で最も高い点数がつけられた。ソウル市は、汝矣島洞一帯の397万平方メートルに2013年までにソウル国際金融センターを建設する。税制優遇や都市計画規定緩和などの計画も示している。また、2000億ウォン(約130億円)の発展基金設立も推進する予定だ。

 釜山・門ヒョンには証券先物取引所と技術信用保証基金が入っているが、さらに韓国資産管理公社と韓国住宅金融公社、証券預託決済院、大韓住宅保証など金融関連の公営企業が移転してくる予定で、金融団地の造成が進んでいるという点が評価された。市は門ヒョン洞一帯の10万平方メートルに金融公営企業と主要金融機関が密接する団地を2012年までに開発する計画をまとめた。第2期として151万平方メートルの釜山北港再開発計画も立てている。

 両地域の詳細な開発計画は、関係官庁との協議を経て上半期中に確定する予定だ。政府は財政、税制、金融の支援策を検討する。

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