【ソウル21日聯合ニュース】韓国が北朝鮮の未使用燃料棒を調査した結果、韓国でもこれを燃料として使用できるという結論が出たもようだ。価格さえ折り合いがつけば、韓国政府は北朝鮮の未使用燃料棒を買い取る計画とみられる。
 韓国は15日から19日まで北朝鮮に調査団を送り、北朝鮮側と未使用核燃料棒の処理問題を協議した。調査団のある関係者は「北朝鮮が保管してきた未使用燃料棒をウラン形態に戻せば、韓国で燃料として十分使用できるものと把握された」と明らかにしている。製造から15年も過ぎているが、良質のウランを得られるという。

 これら未使用燃料棒は、天然状態のウランを精製後に核燃料棒製造工場で作られたもので、簡単な工程で再びウランを得ることができるとされる。

 北朝鮮が保有する未使用燃料棒は1991年から1994年までに生産された1万4800本余りで、5000キロワット原子炉用が約2400本、5万キロワット原子炉用が約1万2400本。これはウランなら101.9トン、現在の国際相場では1100万ドル前後に相当するといわれる。

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