訪朝団は17日、寧辺原子力研究院側と未使用燃料棒に関する技術協議を行った後、同日午後遅くに経済・エネルギー協力作業部会で北朝鮮首席代表を務める玄鶴峰(ヒョン・ハクボン)外務省副局長と会い、6カ国協議懸案について協議した。しかし、6カ国協議首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官と次席代表の李根(リ・グン)外務省米州局長との会合要請は受け入れらなかった。
黄団長は「北朝鮮はできるだけ多くの時間を未使用燃料棒の調査に割いてほしいと要請した」と述べた。南北関係に対しては意見交換がなかったもようだ。
外交通商部当局者は、未使用燃料棒の保管状態と管理状態を綿密に調査し、疑問事項の相当部分を解消したと述べた。ただ、買い取り可否については答えられないとした。内部的な検討や、米国はじめ6カ国協議参加国とも今回の結果を共有し協議する必要があると説明した。
この当局者によると、北朝鮮が保有する未使用燃料棒は1991年から1994年までに生産された1万4800本余りと、5000キロワット原子炉用の約2400本、5万キロワット原子炉用の約1万2400本。これはウランなら101.9トン相当、国際相場では1000万ドルを上回る量とされる。
この当局者は「外務省を訪問できたら南北関係に関する韓国の立場を伝えようと考えていたが、実現せず、北朝鮮側も南北関係問題に関し特に言及しなかった」と伝えた。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0