【ソウル20日聯合ニュース】ソマリア海域に派遣される韓国の海軍艦艇は、船舶護送任務を主に遂行する。
 国防部のチョン・ジェグク室長は20日の会見で、「海軍艦艇は韓国船舶の護送作戦を行い、これがない期間を利用し、連合海上部隊の海上治安活動(MSO)に参加する計画だ」と述べた。船舶護送活動は、合同参謀本部の統制の下、船舶拉致予防に注力し、アデン湾内の国際海洋安全水路(976キロメートル)を通過する韓国船舶を対象に行う。また、国際海上安全とテロ対応に向けた国際的努力への協調として、MSOに参加するとチョン室長は強調した。韓国は主に海賊遮断活動に参加する予定で、その他の分野は能力範囲内で制限的に参加する予定だ。

 派兵される韓国型駆逐艦(KDX-2I)には海上偵察が可能なヘリコプター1機と高速短艇3隻のほか、海賊との交戦に備え将兵の個人兵器も搭載する。駆逐艦は姜邯賛艦(4500トン)が有力視されている。

 合同参謀本部は作戦の効率性のため、4か月半の周期で艦艇単位で任務を交代する予定だ。派遣期限は12月31日までだが、政府は期限内に1年間の再延長同意案を提出するとみられる。合同参謀本部は国会で派兵同意案が処理されれば、2月末から3月中旬の間に派遣できるよう万全の体制を備える。

 政府はこの日、「国軍部隊のソマリア海域派遣同意案」を閣議決定した。軍は今週末ごろ国会に派遣同意案を提出する予定だ。

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