会議で冒頭発言を述べる権国務総理室長=20日、ソウル(聯合ニュース)
会議で冒頭発言を述べる権国務総理室長=20日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル20日聯合ニュース】政府は20日、ソウル・竜山再開発地域の住民死亡事故と関連し、関係官庁による緊急対策会議を開催した。会議は権泰信(クォン・テシン)国務総理室長の主宰で、法務部、行政安全部、国土海洋部、文化体育観光部、首相室国務次長、青瓦台(大統領府)治安秘書官、警察庁次長、ソウル市行政2部市長、竜山区北区庁長らが出席し、事故経緯を把握するとともに今後の対策と処理について意見を交わした。
 韓昇洙(ハン・スンス)首相はこの席で、再開発地域の撤去に反対する住民が立てこもる現場で人命事故が発生したことに遺憾を示しながら、事故原因と経緯を徹底して調査し、国民と遺族を安心させるよう指示した。

 また、青瓦台側近が伝えたところによると、李明博(イ・ミョンバク)大統領は同日午前の閣議中に、死亡事故の報告を受け、真相把握に努めるよう緊急指示を出している。

 一方、事故現場では行方不明となっていた警察官とみられる遺体が発見された。これまでに立てこもりを行っていた住民とみられる4人の遺体が確認されており、死亡者は5人となった。

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