【ソウル16日聯合ニュース】陸軍普通軍事裁判所は13日、国家保安法違反の罪で実刑判決を受け服役中の元北朝鮮工作員、元正花(ウォン・ジョンファ)受刑者と接触し、国家保安法上の間諜ほう助罪と不告知罪で起訴された陸軍中尉に懲役3年6月を言い渡した。管轄官の任忠彬(イム・チュンビン)陸軍参謀総長が16日に判決内容を確認したと、陸軍が明らかにした。軍の特性を考慮し、軍事裁判所で刑が宣告されても、その内容が確定するには管轄官の確認が必要となる。
 同日から1週間以内に控訴しなければ判決が最終的に確定するが、被告の陸軍中尉は控訴するかどうかまだ決めていないという。この陸軍中尉は、北朝鮮国家安全保衛部所属の工作員として2001年に韓国に派遣され、軍事機密を収集するため自身に接近した元受刑者がスパイだという事実を知りながら関係機関への報告と通報を怠った罪を問われている。
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