【ソウル13日聯合ニュース】6カ国協議で韓国次席代表を務める外交通商部の黄浚局(ファン・ジュングク)北核外交企画団長が15日に北朝鮮・平壌を訪問する。
 外交消息筋が13日、黄団長が核無能力化措置の最終段階となる未使用燃料棒の購入について協議するため、北京経由平壌入りすると明らかにした。帰国日程は未定とした。黄団長は寧辺を訪れ、燃料棒の状態を点検するほか、6カ国協議北朝鮮次席代表の李根(リ・グン)外務省米州局長と会うものと予想される。また、北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官を表敬訪問する可能性もあるとした。

 北朝鮮は2007年10月の6カ国協議での合意に基づき寧辺核施設の無能力化を進め、11種類のプロセスのうち8種類を完了した。現在は廃燃料棒の抜き取り、燃料棒の駆動装置除去、未使用燃料棒の処理が残っている。

 未使用燃料棒についてはこれまで、韓国を含め海外に搬出するか使用できない状態にして破棄するなどの処理方法が検討されてきた。6カ国協議韓国首席代表の金塾(キム・スク)朝鮮半島平和交渉本部長は先月、韓国の未使用燃料棒購入問題に関連し、北朝鮮側が提示してきた数や品質などの分析を終えた状態で、今後は、商業的価値がどれほどあるのか、実務的で専門的な手順を現地で行う必要があるとの考えを示している。

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