【ワシントン12日聯合ニュース】米国防総省傘下の統合戦力軍が年次報告書で北朝鮮を核兵器保有国と明示したのに続き、国防総省の他の報告書も北朝鮮を非公式ながら核兵器保有国と認定されているインドやパキスタンと同じカテゴリーに含め、物議をかもしそうだ。
 ゲーツ国防長官が任命した国防総省の「核兵器マネージメントに関するタスク・フォース」は先ごろ発刊した報告書で、北朝鮮が複数の核兵器だけでなく、核兵器を積めるミサイルシステムも確保しつつあると評価した。北朝鮮、インド、パキスタンは核兵器とミサイル伝達システムをいずれも備えつつあり、イランも同様の道を進んでいるようだと明らかにした。

 報告書は、核拡散問題についても言及している。「冷戦時代の遺物である核兵器と核物質を減らし、安全を確保するためロシア人との協力が進められているが、多数の国家が核を手にしようとするさまざまな動機を持っているため、全体的な核拡散をチェックするのは難しい」と指摘した。

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