【ソウル12日聯合ニュース】20日に予定されているオバマ次期米大統領の就任式に合わせ、北朝鮮が6カ国協議首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官の訪米を進めたものの、米国側はこれを拒否したようだ。外交消息筋が12日に伝えた。
 北朝鮮は先月11日の6カ国協議首席代表会合が核検証の文書化をめぐる意見の隔たりから成果なく終了した直後、金次官の訪米を推進したとされる。これはオバマ政権発足初期から積極的に米国との関係改善に乗り出す意向を示したものと解釈される。

 オバマ氏側が金次官の訪米を受け入れなかった正確な理由は確認されていないが、十分な事前準備を経て北朝鮮と接触するという判断によるものではとの分析が優勢だ。外交消息筋は、米国が大統領就任式で外国からの祝賀使節団を受け入れてこなかったことも考慮されたようだと指摘した。
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