拘束された容疑者=10日、ソウル(聯合ニュース)
拘束された容疑者=10日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル11日聯合ニュース】インターネット上に「ミネルバ」のハンドルネームで経済関係の書き込みを多数行っていた31歳無職の男が、10日に拘束・収監された。
 事件を捜査しているソウル中央地検麻薬・組織犯罪捜査部は、9日にネット上に虚偽事実を流布した容疑(電気通信基本法違反)で拘束令状を請求した。これを受けソウル中央地裁は10日、犯罪事実に対する疎明があり、外国為替市場および国家信用度に影響を及ぼした事案であり、事案の性格と重大性をかんがみると拘束捜査の必要性があるとし、令状を発行した。

 男は同日午前、拘束前の被疑者尋問(令状実質審査)で「通貨危機当時に損害を受けた、疎外された弱者のために書き込みをしただけ。公益に害を与える意図や個人的利益を得る目的はなかった」と供述している。検察が問題視している書き込みについては、すべて自身が作成した文章だと認めた。同日午後7時50分ごろ、ソウル拘置所に移送されたが、うつむいたり萎縮した表情を見せることもなく、報道陣に対し淡々と「主観的な所信をもって文章を書いた」と主張した。
Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0