【ソウル8日聯合ニュース】気象庁によると、昨年夏から南部地方を中心に始まった日照りは、今年5月まで継続する見通しだ。
 通常、毎年春と冬には日照りがあるが、昨年の場合は夏と秋にあまり雨が降らない状態で冬の日照りに入ってしまい、中でも南部地方では極度の水不足に悩まされている。シーズン的に夏には年間降水量の60~70%が集中するが、昨年は例年と異なり7~8月に北太平洋高気圧が南部地方に長く停滞した上、9~10月にも東西高圧帯の影響を受け乾燥した天気が続いたと気象庁は説明した。

 例年には通常2~3個の台風が韓国に影響を与え多くの雨を降らせたが、昨年は1個だったことも長期にわたる日照りの要因となった。昨年12月以降も冷たく乾燥した大陸高気圧が韓国に大きな影響を与え、南部地方を中心に乾燥注意報がたびたび出されている。気象庁は、地球温暖化の影響で異常気象現象が起きており、昨年下半期から始まった日照りは夏ごろに解消されるとの見通しを示した。

Copyright 2009(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0