【ソウル31日聯合】青瓦台(大統領府)は30日、来年を象徴する故事成語を「扶危定傾」とした。中国・北周の歴史書「周書」に見られるこの言葉は、「危機を迎え過ちを正し、国を立て直す」という意味。「太祖が危機に面し国を安定させ、その威厳と権威は王を恐れさせた(太祖扶危定傾威権震主)」という記述に由来する。
 ここには政府と国民がひとつになり、前代未聞の経済危機を克服し、危機をチャンスに変え、国を堅固な磐石の上に押し上げようという李明博(イ・ミョンバク)大統領の強い意思が込められていると、青瓦台は説明した。

 青瓦台は報道資料を通じ、新年に大韓民国が進むべき方向に符合する熟語を選ぶため、各界の推薦を受け内部で話し合い、丁範鎮(チョン・ボムジン)成均館大学元総長の推薦を選定したと説明した。李東官(イ・ドングァン)報道官は、「今われわれに迫った危機をチャンスとすべきだという李大統領の意志に最もふさわしい言葉だ」と評した。

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