懇談会のようす=27日、東京(聯合)
懇談会のようす=27日、東京(聯合)
【東京27日聯合】民主党の丁世均(チョン・セギュン)代表は27日、南北関係は10年前の水準に後退し、現在はさらに厳しい状況だとし、状況を好転させるには金大中(キム・デジュン)元大統領が国連特使の資格で訪朝すべきとの考えを示した。東京都内のホテルで行われた韓国人記者らとの昼食懇談会で述べたもの。「われわれ(現在の野党)が過去10年間、最善を尽くし南北問題の進展に向け努力してきたが無駄になった。今からでも状況を好転させるべきだ」と主張した。
 丁代表は「現在、南北問題と北朝鮮について最も多くを知り、北朝鮮が信頼でき受け入れることができる人物、国際的信望を持つ人物は金大中元大統領しかいない。金元大統領が国際的にも南北問題の専門家でありネットワークも最も多い」とし、金元大統領が乗り出すべきだと述べた。

 今後は国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長にも提案し、金元大統領が国連特使として訪朝し、南北関係が回復するよう、最低でも南北間対話が行われるようにすると重ねて強調した。こうした提案は金元大統領側と事前に調整されたものではないとしている。

 26日に日本を訪問した丁代表は早稲田大学での特別講演、在日本大韓民国民団代表団との面談、朝日新聞とのインタビューなどの日程を終え、同日帰国した。

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