【ソウル31日聯合】操業日数を考慮した鉱工業生産が、7年ぶりに減少を記録した。
 統計庁が31日に明らかにしたところによると、9月の鉱工業生産は前年同月比6.1%増加した。前年同月比の増加率は1~4月には2けたを記録したが、5月は8.6%に鈍化、その後は6月が6.6%、7月が8.7%、8月が1.9%と推移している。操業日数を考慮した調整指数は前年同月比0.8%落ち込み、2001年9月(3.0%下落)以降、7年ぶりに下落を示した。

 9月の鉱工業生産は前月比でも0.6%減少し、3か月連続のマイナス成長となった。

 業種別に見ると、映像音響通信(21.1%)、その他運送機器(36.9%)などは前年同月に比べ生産が増えたが、自動車(マイナス5.1%)、繊維製品(マイナス3.8%)、食料品(マイナス0.5%)などは減少した。

 9月の生産者製品出荷は前年同月比5.9%増加したが、生産者製品在庫は17.4%の増と、出荷増加率を上回った。製造業の在庫・出荷循環は8か月連続で景気鈍化・下降局面に位置している。第3四半期全体でも、前四半期に比べ景気の鈍化・下降が進んだものと分析された。

 一方、先月のサービス業生産は前年同月比3.0%、前月比0.2%、それぞれ増加した。業種別では金融・保険(11.8%)、保健・社会福祉(5.8%)、宿泊・飲食(3.5%)などは前年同月に比べ増加したが、娯楽・文化・運動関連(マイナス0.5%)、その他公共・個人サービス(マイナス0.7%)、不動産・賃貸(マイナス3.8%)は減少した。

 消費財販売は衣服や織物、加工食品、乗用車などの販売が振るわず前年同月比2.0%減少した。前月比でも3.8%の減。9月の前年同月比減少幅は、2005年1月(マイナス3.3%)以降で最大となった。

 設備投資はコンピューター・周辺機器などの機械類や運輸機器投資が増え、前年同月比7.3%増加した。これに対し、先行指標となる機械受注は33.4%減り、投資心理が回復をみせていないことがわかった。

 現在の景気状況を示す一致指数循環変動値は前月から0.3ポイント下落し、8か月連続で低下した。今後の景気局面を予告する先行指数前年同月比も0.2ポイント下がり、10か月連続の下落となっている。

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