【ソウル29日聯合】政府は、海賊を撃退するためソマリア海域に海軍を派兵することを事実上決定したようだ。政府のある関係者が29日、「韓国国民を保護し海上の安全に向けた国際的な努力に賛同する趣旨から、海軍艦艇を派遣する方向で官庁の意見調整が行われた」と伝えた。
 政府はソマリア派兵の妥当性を調査するため、政府合同調査団を27日に現地に派遣している。調査団は派兵そのものの判断より、配置地域や連合海軍司令部との協力体制など、実際の活動に必要な問題を確認することに主眼を置いているとされる。

 当初は派兵に慎重な立場だった国防部も、外交通商部などに説得され派兵に同意したと伝えられた。ただ、軍関係者は「派兵を前向きに検討しているのは確かだが、最終決定は調査団が戻り、関係官庁の協議を経て決まる」と話す。国会同意を得て最終決定した場合、海軍艦艇が国外で実際の作戦に投入される初のケースとなる。時期は来年初めごろになる可能性が高いという。

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