【ソウル30日聯合】トヨタ自動車の張富士夫会長は29日、「韓国自動車市場は通貨危機を経た後、安定を取り戻し、輸入車販売が年間10%ずつ成長するなど、緩やかながらも世界市場の平均を上回る伸びを見せるだろう」と述べた。日本の自動車市場では販売台数が1990年代の770万台程度から昨年は540万台規模に減ったとした後、韓国市場についてこのような見通しを示した。韓国工学翰林院がソウルで開催したCEO(最高経営責任者)フォーラムでテーマ発表したもの。
 また、BRICsと呼ばれる新興市場は中国市場を含め急激に膨張し、2000年以降は2倍以上の成長を記録し年間100万台以上の販売増が予想される半面、欧州と米国は減少に転じたと分析した。自動車産業は世界人口比の自動車保有率を見るとまだ成長できるとの見解を示し、特に新興国を狙った低価格の小型車開発競争が激しくなっていると述べた。このほか、ハイブリッド技術など環境配慮型の車両開発に対し強い意欲を示した。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0