【モスクワ29日聯合】韓国とロシアは29日、李明博(イ・ミョンバク)大統領の初のロシア公式訪問を機に、エネルギー・資源、科学技術、金融分野などで26件の協定を交わした。
 まずビザ発給と関連し、発給までの所要期間を短縮し招請状の承認を廃止するなど手続きを簡素化する内容の短期マルチビザ協定を交わした。地質・鉱物資源分野でも協力を強化する協約を締結したほか、ナノ技術の共同研究、人材交流、商用化支援を約束する了解覚書(MOU)、ロシア天然ガス供給に関するMOU、韓国企業参入プロジェクトに協調融資する内容の金融協力契約なども、関係官庁・機関がサインした。

 このほか、ロシア中小企業の国際化に向けた研修・産業視察などを支援するMOU、ロシアのウラン開発事業への韓国企業参画を進める内容のMOU、原子力発電所事故に関する調査協力MOUなども交わされた。さらに、知識経済部とモスクワ州政府はモスクワ州に韓国企業専用の工業団地4か所を置くことで合意した。

 大学間では、亜州大学とロシア国立石油ガス大学がエネルギー効率と気候変化の共同研究、専門人材養成プログラムの共同開発に関するMOUを締結した。韓国産業技術大学と連邦鉄鋼大学も、工科大学・企業間の産学交流プロジェクトを強化することで合意した。

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