【ソウル29日聯合】韓国とロシアが、ウランと石油の開発事業協力についての取り決めをそれぞれ交わした。
 知識経済部は29日、李明博(イ・ミョンバク)大統領のロシア公式訪問を機に、韓国電力公社と大韓鉱業振興公社、LG商社による韓国企業連合がロシア国営ウラン鉱山公社のARMZウランホールディングスと、ロシアでのウラン共同開発に向けた了解覚書(MOU)を締結したと明らかにした。これにより韓国側は、ARMZの戦略的パートナーとしてウランの探査や開発事業に共同参画することになる。同部によると、韓国は年間4000トンを使う世界6位のウラン消費国だが全量を輸入に頼っており、事業参画が安定した需給と自主開発率向上に役立つだろうと期待を示している。韓国の企業連合はARMZが設立予定の子会社の株式を引き受ける形で事業に関わっていく。

 また、韓国石油公社も同日にカルムイク共和国のモスクワ代表部で、イリュムジーノフ大統領と石油開発調査事業協力に関するMOUを結んだ。同共和国はロシアの21自治共和国のひとつで、カスピ海北西部に位置する。同地の有望鉱区の調査権を得た石油公社は、鉱区に対する技術評価と事業性評価を経て石油開発事業者として参加する予定だ。

 一方、エネルギー経済研究院は30日に、ロシア国策シンクタンクのエネルギーシステム研究所とエネルギー協力増進に向けた共同研究協力協定書を結ぶ。極東シベリア地域のガス田開発と対韓進出の可能性などについて共同研究に取り組む計画だ。

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