【ソウル29日聯合】韓国に進出する香港の大手投資銀行が不正取引の疑いで金融当局に摘発され、検察に通報されたことがわかった。
 金融監督委員会と金融監督院は29日、香港のあるグローバル投資銀行がここ2~3年にわたり、韓国店頭株市場・コスダック市場上場企業の海外転換社債(CB)を買い入れる過程で数十億~数百億ウォンの不当利益を上げた疑いをとらえ、関係者らを先ごろ検察に通報したと明らかにした。

 同投資銀行は、韓国をはじめ50カ国に進出する世界10位圏のグローバル投資銀行。同行の役員は国内のコスダック上場社と共謀し、上場社の海外CBを取得する条件で該当企業から株式を借り入れる裏契約を結んでいた。同行は海外CB発行の成功という好材料に押されてコスダック上場社の株価が上昇した際、該当企業から借りた株式を売り差益を手にした。金融当局はこうした関連情報を入手し、ここ数か月にわたり企画調査を続けていた。

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