【ワシントン27日聯合】米国務省は27日、マコーマック報道官が記者らに対し、6カ国協議米国首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア担当)が29日に韓国を訪問した後、北朝鮮を訪れる予定だと明らかにしたと伝えた。
 北朝鮮は米国のテロ支援国指定解除の遅延に不満を示し、提出した核開発計画申告書の内容に対する検証体系の合意を拒否している。寧辺核施設の再稼動方針を通告し、国際原子力機関(IAEA)が設置した監視カメラや封印を除去し、IAEA検証チームの出国を命じた。そうしたなかでのヒル次官補の訪朝とあり、注目される。

 訪朝が実現すれば、寧辺核施設の再稼動、核申告内容に対する検証体制、テロ支援国指定解除などの問題について話し合うものとみられる。ただマコーマック報道官は、ヒル次官補がいつからいつまで北朝鮮に滞在し、だれに会うのかなど、具体的な事項は明らかにしていない。
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