【ソウル26日聯合】ハイニックス半導体の売却作業が、早ければ来月中に始まる見通しだ。金融業界が26日に明らかにしたところによると、同社の債権団は売却主幹事の選定時期については大宇造船海洋の優先交渉対象者を選定した後に協議し、売却方式を運営委員会主導から株式管理協議会主導に変更することに同意する方向で意見をまとめた。
 これまで売却に否定的だった大株主のひとつ、韓国産業銀行が態度を変え、ハイニックス株売却決議案に同意するものと伝えられた。大株主のウリィ銀行も大宇造船海洋の優先交渉対象者選定後にハイニックス売却について話し合うことで同意しており、ほかの株主機関は韓国外換銀行のように迅速な売却を望んでいるという。

 株主管理協議会機関を主管する外換銀行は19日に株式売却決議案件を協議会機関に書面で付議し、29日午後に結果を発表する予定だ。産業銀行が来月13日の本入札後10日以内に優先交渉対象者を選定する予定を考慮すると、来月下旬には売却主幹事の選定手続きに入れるものと予想される。また、9機関からなる株式管理協議会が売却の主導権を握ることになれば売却作業に弾みがつくものとみられる。これまでとは異なり、株主機関の75%以上の同意を得れば売却作業を順調に進めることが可能になるためだ。

 株式管理協議会は、外換銀行、ウリィ銀行、産業銀行、新韓銀行、整理金融公社、農協、SH資産運用、大宇証券、ウリィ投資証券で構成されており、ハイニックス株の36.01%を保有している。
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