【ソウル28日聯合】米国のバーシュボウ駐韓大使は28日、北朝鮮核計画申告の検証をめぐる交渉はまだ決裂しておらず、解決策を探っていると述べた。
 バーシュボウ大使は離任を控え、米国大使館で韓国側記者団との懇談会を開いた。北朝鮮がこのほど米国を約束違反だと非難しながら核施設の無能力化中断を公言したことについて、「数か月間確かに話をしてきた。6カ国協議としての最近の声明でも、申告と検証をする必要があると強調した」としてからこのように述べた。北朝鮮のテロ支援国指定解除を含め非核化の次の段階に進むための努力を続けているとしたほか、北朝鮮に検証を要求する時には、申告書にある内容とウラン濃縮、核拡散などもすべて含むと明言した。

 一方、韓米関係については「韓国は北東アジアの核心同盟国」と言いながら、両国が安保だけでなく気候変動や飢餓、食糧、エネルギー、第3世界問題などグローバルな課題でもさらに緊密なパートナーになるべきだとした。

 バーシュボウ大使は3週間後に帰国すれば32年間の外交官生活も終える。「韓国では忘れられない時間が多くあった。超現代的なものと自然、伝統がうまく調和をなす国」と評した。

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