【ソウル26日聯合】大宇造船海洋の買収戦は現代重工業も加わり、GS、ポスコ、ハンファの4者の争いとなる見通しだ。
 現代重工業は26日、大宇造船買収意向書の提出締め切りである27日午後3時までに意向書を提出する計画だと明らかにした。入札に現代尾浦造船や現代三湖重工業のグループ会社とともに参加するかどうかは決まっていないという。

 世界トップの造船会社、現代重工業は現代尾浦造船と現代三湖重工業を合わせると、手持ち工事量部門(7月末基準)が世界市場で約13%のシェアを占める。シェア5.7%の大宇造船を買収すればグループとしての世界シェアは20%近くまで拡大することになる。同社関係者は、大宇造船を買収することで造船と海洋プラント事業で高い相乗効果が得られるものと判断したと説明する。

 現代重工業の動きに対し業界では、原油高によりドリルシップなど大宇造船が得意とする原油ボーリング装備部門の収益性が高まっていることを考慮したものとの分析が出ている。また、GSやポスコなど力のある大企業が大宇造船を買収し事業力量を高めた場合、世界の造船市場で受注量やシェアが下落しかねないという懸念もあるためだとした。

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