【ソウル13日聯合】韓国の第2四半期の生産物価上昇率は経済協力開発機構(OECD)加盟国の中で最高水準にあることが、OECDの統計から13日に明らかになった。
 30加盟国のうち第2四半期の生産者物価が把握できていない4カ国を除くと、韓国は前年同期比上昇率が12.6%で、トルコの16.0%に次いで2番目に高かった。OECD平均の7.6%に比べ5.0ポイント高い。これについて韓国銀行は、「重化学工業の比重が大きいという産業構造上の影響が大きかった」と説明した。韓国は輸入原材料に大きく依存している。原油や鉄鉱石などの価格が全般的に上がり石油・化学、鉄鋼、造船など主力業種の生産コストが一斉に上昇し、さらにウォン安も重なったためと分析される。

 生産者物価の上昇率は、韓国の後はギリシャ、オランダ、米国、メキシコ、英国、スペインなどの順で高かった。

 また、生産者物価から消費者物価を引いた数値も韓国は7.8ポイントと、オランダの次に高く、OECD平均の3.7ポイントの2倍以上となった。生産者物価が高いにもかかわらず、政府が公共料金を抑制し企業も消費者価格への転嫁を最大限自制しているためで、それだけ消費者物価の上昇圧力が高いことを意味する。韓国の消費者物価の高止まりは、ほかの国に比べはるかに長い期間続く可能性がある。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0