【ソウル12日聯合】背任の疑惑を受けているKBSの鄭淵珠(チョン・ヨンジュ)前社長が、検察に逮捕された。
 事件を捜査するソウル中央地検は12日午後4時ごろ、自宅にいた鄭前社長を逮捕した。鄭前社長は4時50分ごろに警察庁舎に到着、真っ直ぐ10階の調査室に向かった。黙秘権を行使するとしている。

 鄭前社長はこれまで5回にわたる検察の出頭要求に応じてこなかった。警察は鄭前社長を調べた後、大検察庁の会計分析チームが鄭前社長の背任額を算定し次第、在宅のまま起訴する方針とされる。

 KBSは税務当局が課した2300億ウォン(約244億円)の法人税などを不服として訴訟を起こし、一審で勝訴したが、控訴審で500億ウォンの還付を受けることで合意した後、訴訟を取り消した。このことから、「鄭前社長が個人的な理由で会社に損失を負わせ、訴訟を急いで放棄したのでは」と背任の疑惑が提起されていた。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0