HSBCの資料提出に対し金融界では、米国系ファンドのローンスターと締結した外換銀行売買契約を延長する可能性が高まったとみている。売買契約は先月31日で期限が切れ、いつでも契約解消が可能な状態で、両社は売買価格の再調整に向け交渉を進めている。HSBCは3日に報道資料を通じ、ローンスターと売買契約の今後の進路について協議を進めており、適切な時点で追加発表が行われるだろうと明らかにしていた。
HSBCとローンスターは可能な限り早期に売買契約承認の可否が決まることを期待しているが、金融委員会は外換銀行廉価売却事件の判決が出た後に結論を下す方針だ。委員会関係者は、裁判所の判決が下され法的不確実性が解消されてこそ、承認の可否を決定できると話している。
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